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木のメンテナンスについて

2018.10.12

こんにちは!

今回の話は、マエダホームの「健康デザイン住宅」で採用してます、
床材のチョットした話をしたいと思います。

 

住宅建築で使用する室内の床材にも種類が色々あります。
フローリングやタイル、他にも石やクッションフロアー等々、
「健康デザイン住宅」では、フローリングやタイルを採用しています。

 

で、今回はフローリングのチョットした話です!
フローリングも大きく分けると、2種類あります。

(1)無垢フローリング(下の写真です)

(2)合板(複合)フローリング(下の写真です)

それぞれの違いですが、無垢フローリングは、100%天然木。
合板(複合)フローリングは、複数の合板を接着剤で張り合わせ、
表面に木目や石目のシートを貼っています。
上の2枚の写真を見て違いがよく判りますね。
マエダホームの「健康デザイン住宅」では
(1)の無垢フローリングを採用しています。
それぞれの主な特徴ですが、
無垢フローリングは、100%天然木のフローリングで
木本来の柔らかい肌触りや温かみを感じることができます。
また、調湿機能があり室内空間を快適にします。
合板フローリングは、傷や伸縮に強く材の狂いが少ないので
施工しやすい。
ネットでこれらを調べると、それぞれの長所や短所などが
たくさん目につきますよね!
その通り!!と思う内容もあれば、
そうかな??っていう内容もありますよね。
例えば、そうかな??って思う内容に、無垢フローリングは
傷や凹みがつきやすい等の内容がよく掲載されていますよね。
フローリングの材種によっては、そういう事も少ないですし・・・
傷や凹みがついた場合、その先の話が殆どありませんから、
そうなってしまったら諦めましょう!って事なのかな??
諦める前に一度は自身でメンテナンスに挑戦してみませんか?!っていうのが、
今回のチョットした話です。
傷や凹みがついた場合のチョットしたメンテナンス方法を伝授します!!
チョットした傷なら直る事もありますよ~ では、来週~~!!

いつもなら次回に繰り越しますが、今回は繰り越しません!
なぜなら、その様に決めていたから~~!!

では、まいりましょう!
まず、用意する物!

紙ヤスリ・タオル・お水・アイロン・金づち・ワックス・スポンジです。
それぞれの使い方です。
紙ヤスリ:フローリングを削ります
タオル:フローリングにそっと被せます
お水:フローリングに水分を与えます
アイロン:フローリングに温かさを与えます
金づち:フローリングに傷と凹みを与えます
ワックス:最終仕上げに使います
スポンジ:ワックス塗布に使います
では、スタート!!

金づちで無垢フローリングに傷と凹みをつけました。
(*実際はこの作業はありませんよ!)

せっかくなので、合板フローリングにも傷をつけてみました!

次に傷と凹みの部分に紙ヤスリを!(繊維方向)
(既存の無垢フローリングにワックスを塗布している場合に
ワックスを除去する目的で行います)
*ワックスが塗布されてなければ不要です!

次に、傷や凹みの部分にお水を与えます。
(水分を与え膨張させるのが目的です)

タオルを傷や凹みの部分に被せ、更に上から水分を!

アイロンの出番です!
水分を含んだタオルの上からシュッと温かさを与えます。
この作業を数回繰り返します。

途中ですがチラッと
凹みの部分は色でわかりますが、
傷は何処だったかわかりますか?

ほぼ完成ですがワックス塗布の前に
紙ヤスリをもう一度お勧めします。

仕上げのワックスです。
(自宅のフローリングにすでに塗っている
ワックスを塗布してください。)

スポンジでよくのばしながら塗ってください。

どうですか?目立たなくなりました!メンテ前と比較します。

ご納得できましたか?

今回のメンテナンスの重要なお知らせ!
<メンテナンスが可能なフローリング>
・無垢フローリングのみ可能です
・浸透型ワックスを使用しているフローリングもしくはノンワックス
<メンテナンスが不可能なフローリング>
・ウレタン塗装のワックスは出来ません
(表面がテカテカしているフローリング)
・合板(複合)フローリングはできません
・その他上記の可能なフローリング以外の物

*メンテナンスを行う前に必ず、施工会社に確認をお願いしますね。
まずは、自宅のフローリングと同じ材種のサンプルにて、
試す事をお勧めします。
次回は、メンテナンスが不可能なフローリングでやってみましょう!
どうなるのか? 必ず元に戻りませんよ。
(M)