小さなこだわりを、着実に積み上げてつくるいちばん落ち着く場所 【S様邸】  70代男性/ゴールデン・レトリバー

Q1.家を建てようと具体的に行動し始められたきっかけは?

この場所は幼いころに育った場所で、もとは二軒長屋だったんですね。両親が住んでいたのですが、父親が他界して、母の介護でこっちに戻ってきて。
両親が亡くなり、自分自身のこれからの暮らしをどうしようかなと考えていました。他の場所、たとえば老人ホームだったりを探すこともできましたが、住み慣れた場所でもあり近所もみんな顔なじみで、ここで晩年を過ごしていくのもいいかなというのが始まりです。

Q2 依頼する住宅会社が決まるまで、どんなことを比較・検討されましたか?

実は、最初は建築家の安藤忠雄さんにお願いしたいなと思っていたんです。テレビで見て長屋の再建築を多く手掛けられていて、できるのであればと思って実際にアプローチしてみました。ただ予算が、鉄筋コンクリート造ですと2倍くらいかかるというので断念しまして…そのあと懇意にしている人から前田組さんの存在を教えてもらったのが出会いです。

Q3最終的に「前田組にしよう」と決められたポイントは?

紹介だからということでもなく、お話を聞いているとクオリティも高そうだし実績もある。そして何より営業の方の誠意を感じました。とてもていねいで親切に対応していただき、信頼できる会社だと思えたので任せることにしました。

Q4「こんな家にしたい」というイメージはもともと持っておられたのですか? 

これがしたい!という大きなものよりも、まずは他にはない家、世界でいちばん落ち着く場所にしたいという想いがありました。土地も長屋で前の道路も狭いため、建替えとなるといろいろな制限も出てきますので、前田組さんの提案を受けながら、細かい部分でのこだわりをたくさん聞いてもらいました。

Q5家づくりの過程で、一番悩んだり迷ったりしたことは?

打ち合わせは3か月ぐらいかけてていねいに行ったので、悩むというより考えなおしたことはたくさんありますね。自分でも多くの意見を言わせていただきましたが、ロフト部分をタタミにしたり、階段の作り方だったり、よく考えて提案してもらったところもたくさんあります。最終的にシーリングを使わない照明計画になって、すべてのこだわりがつながった、という感じでしょうか。理想通りで、家を見ているだけで本当に楽しいです。

デザインの質を高める

お気に入りのひとつでもあるスケルトン階段。木質とアイアンのバランスが、ぐっと空間を引き締めるスパイスに。

大切な家族を自由に

1階は大切な家族のワンちゃんが自由に動き回れるように。夏すずしく冬あたたかい快適な空間で、元気に生活している。

空間を彩るこだわり

ガス式の暖炉をリビングに。寒い日でもすぐに部屋を暖めてくれる機能性はもちろん、あるだけで空間に個性が生まれる。

空から届くひかり

明るくやさしい空気は、天窓からのひかりがもたらすもの。大きな吹き抜けを活かして、つい見上げたくなる天窓を。

暮らしのアクセント

2階の吹き抜け部分には、あえて壁で仕切らないタタミ空間をつくった。孫との団らんの時間も、気持ちのいい自分のための時間もここで。。

仕事がつなぐ今の暮らし

木へのこだわり、愛着は教育関係の仕事で、木を活かしたおもちゃ作りをしていたことから。子どもたちを喜ばせることが、今の住まいのこだわりへとつながっている。

好きな時間、好きな場所

趣味でありライフワークであるオーケストラ。吹き抜けに響く音を感じながらチェロの練習をするひとときを大切に。